低用量ピルを飲み忘れてしまったときは

低用量ピルは毎日服用することで避妊効果があるものです。
時間も毎日ほぼ同じ時間帯に服用するように指導されます。
しかし、飲み忘れてしまった時にはどうすれば良いのでしょうか。
低用量ピルを服用し忘れたときには、飲み忘れたのを思い出したのが24時間以内ならば思い出したタイミングで服用するようにしてください。
そして翌日は、いつもの時間に服用をすれば避妊効果に関しても問題はありません。
毎日朝食後に低用量ピルを服用するようにしていたのに、昨日の分を飲み忘れていたのを思い出した、というような、本来の服用忘れから24時間経過してから思い出した場合には、そのタイミングで2錠服用してください。
24時間以内の場合にも、避妊効果に問題はありません。
1日に2錠服用することにより、低用量ピルを服ようした際の吐き気や嘔吐、頭痛などの副作用が強く出る可能性があります。
服用を忘れて24時間以上経過して36時間を超えてしまった場合には、避妊効果は低下してしまっていると言われています。
そのため、一度服用を中止して、生理が来てからまた低用量ピルの服用を開始するようにしましょう。
服用を中止した場合には避妊効果はありませんので、性交渉の時には避妊具を使用するようにしましょう。
低用量ピルにはプラセボと呼ばれる女性ホルモンの配合されていない偽薬があるものがあります。
この偽薬を服用し忘れたときには避妊に関しては全く問題ありませんので、飲み忘れても構いません。
低用量ピルは毎日忘れずに飲むことによってその効果を発揮できるものです。
毎日の食事の後などの決めたタイミングで服用したり、決まった時間に携帯のアラームが鳴るように設定しておき、飲み忘れがないようにしましょう。

低用量ピルの避妊率は

避妊薬である低用量ピルは、どの程度の避妊率があるのでしょうか。
避妊具として一般的なコンドームの避妊率は、85~90%と言われています。
これに対して低用量ピルの避妊率は99.9%という高い避妊率です。
コンドームの場合には、装着するタイミングが遅かったり破れてしまう、また性交後にコンドームから精液が漏れ出してしまうことで妊娠する確率が高くなってしまいます。
しかし低用量ピルの場合には、女性が服用することにより排卵自体を抑制する効果があります。
いくら精子が子宮の中に入って来ても、受精するための卵子がなければ妊娠することはできません。
低用量ピルは正しく服用することにより卵胞が熟して卵子が排卵されないようにする作用があるため、避妊率は99.9%という高い数値になっているのです。
ただし、低用量ピルを飲むことによって高い避妊率を保つためには、毎日服用することを忘れないようにしなければなりません。服用忘れがあると避妊率は落ちてしまいます。
24時間程度の服用忘れならば、前日分を一緒に服用することで避妊効果は続きますが、36時間以上の服用忘れがある場合には避妊効果が落ちてしまいます。
また、低用量ピルを服用し始めても、すぐにこの避妊率になるわけではありません。
服用し始めのころは1週間~10日ほどしなければ避妊効果が出ないため、コンドームなどを使用するようにしましょう。
また、低用量ピルを服用する場合、21日分の錠剤と7日間の偽薬の服用または休薬期間ができます。
7日間の休薬期間の間は女性ホルモンの配合された錠剤は服用しませんが、その間も避妊効果が継続されています。
低用量ピルで避妊を行う場合には、毎日忘れずに服用することが重要なのです。

低用量ピルと中容量ピルの違い

ピルというのは黄体ホルモンと卵胞ホルモンの混合剤で、主な作用としてホルモンのバランスを一定にするのと、排卵を抑制する、子宮内膜を厚くしないといった効果を期待して使用されます。
低用量ピルは一般的によく知られる経口避妊薬で、卵胞ホルモンが0.05mg未満のものを指し、体への負担や副作用が少ないので、月経周期に合わせて毎日服用することが可能となっています。
そのため、継続して服用することで、月経周期を一定にして計画的な避妊が可能となっています。
中用量ピルは卵胞ホルモンが0.05mgのものを指しており、ホルモン量が増加して体への負担が大きくなることから、日常的に使用できるものではないとされ、ホルモン異常による不正出血といった症状の治療に使用されます。
緊急避妊薬とされるアフターピルは、主にこの中用量ピルを用いて避妊を行います。
どちらのピルもホルモン量が違うだけで、作用は同じなので避妊や生理痛の緩和、治療に使用されますが、中用量ピルは副作用が大きいため、医師の指示のもと使用しなくてはいけないとされます。
日本では中用量ピルを治療用として認可しており、実際に治療を目的とした処方であれば健康保険が適応されます。
対する低用量ピルは避妊、月経調整が主目的となっているため、治療目的とは捉えられず健康保険が適応されません。
しかし、低用量ピルはホルモン量が少ないことから扱いやすく、避妊や生理痛の緩和以外にも、女性ホルモンのバランスを良くすることから、ニキビ予防や肌荒れの改善、自律神経失調症の予防にも利用できるので、多くの女性が様々な理由で利用しています。
低用量ピルは月経の周期に合わせて毎日飲むものですが、中用量ピルは治療目的に合わせ、服用回数や時間などが異なっています。
生理の悩みに低用量ピル
■低用量ピルのひとつノベロン